介護保険制度見直しに関する意見
(4)「4その他の課題」について
1) 給付と負担を全面に打ち出して制度の維持可能性を強調しているが、それもとても大切な事である。一方介護支援専門員の実務研修でプランを立てる際、負担を考慮に入れた実習は無かった。プランだけは理想を追求するが負担や給付を無視したそれが出来上がり、皆で認め合って終わっている。今後は改める必要がある。
2) ケアマネージャはどこまで担当利用者を支援すれば、報酬内なのか。報酬を超えて 支援する必要はないと考えられる。その限度がはっきりしないため、あたかも利用者の召使のように「あなたはケアマネージャなのだから」と利用者からも、行政からも、事業者からも責め立てられ責任を押し付けられる。これでは優秀な人材は この職場から去っていく。質を求めても次から次へと新しい人材を発掘しなければならない。 利用者の担当ケアマネージャが報酬内でする範囲を決め、それを超えたら超過 報酬を出す必要がある。無料奉仕で漠然と何でもさせることは改める。
3) 2〜3名のデイサービスを在宅で可能にする。 利用者の個性は100人100色である。従って一人一人の個性と生活リズムを尊重するならば、数多くのメニュ−をそろえる必要がある。
4) 民間事業所を繁栄させる。 納税事業所が繁栄して多く納税してもらう。それにより市区町村の財政に反映し てもらう。社会福祉法人以上に民間事業所の繁栄が必要である。
H25.9.17
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