ふれあいの友コラム

病院に入院し手術を受けた人の言葉

新人看護士の勉強・患者さんとの接し方

私達患者は、虐げられた最低の人間の虫けらに近く、弱い立場にある。

・看護士は強い立ち場になって助けて下さる人。
・命を救って下さる人。
・優しい言葉で支えて下さる人。
・強く力づけるくすリ。

その虫けらを一つ1つ励まし、拾い上げ元気になる束を作り上げて行く先が退院なのです。  弱い人間の一つ1つを拾い上げた強い束をつくるための網が看護士で、その網の結び目に医師が居る。  弱い人間がワラをもつかむ気持ちでつかまろうとする。そのつかむワラが看護士です。 「何とか助けて下さい」「なんとか助けて下さい」とワラ1本、ワラ一本と次々に手を伸ばしつかまろうとする。その時次から次へとワラをつないでくれる。この束が太くなっていく。この役目に看護士がいる。患者は、弱い息の根も立つような体からこのワラに必死につかまって、つかまって手を出す。その度に優しいワラが投げかけられる。これこそが命の綱、生きる望みが芽生え出る源泉である。虫けらのように弱い、生きる望みの少ない人間に対してワラが重なり束ねられ、太くなって患者は育って行く。その育った先が退院である。

H26.4.15

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