ふれあいの友コラム

現役当時生き甲斐へとつなぐ各種目

(1)高齢になること

現役当時、社会(家族))の一員として、存在感と役割を担い、周囲の人との交流もあり、多くの人々やチ−ムの存在をまともに感じ取れる環境にいることがわかる。しかし年を重ね、高齢になるにつれ現役の人でさえ、この環境から役割分担が少しずつ消えていく。となると、社会の中で、家庭の中で大切な役割は期待されなくなる。経済的に家庭を支える人間にすぎないかもしれない。

この役割分担を失った人たちは、他からねぎらいの言葉をいただく、お褒めの言葉に感激すること、感謝されること等が少なくなる。しかし反発力のエネルギ−を作り出す機会を求めることが出来れば、失った役割分担を再発見することが出来る。

しかしながらこれらの人達にエネルギ−を与えるものに、画一的行事を提供する居場所でなく、質より量にて刺激を与え、役割分担の再発見を引き出せる場所にしたい。数多くの行事、種目にて自由に選択できるようのもの、目視から興味、動機付け(決定)につなぐ入り口になるものである。このことから実行(遂行)、意欲、活力、人との接触によって持続と発想が生まれる。生き甲斐へとつなぐ。

H27.06.15

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