第一章
(4)在宅介護の訪問介護
在宅介護の訪問介護はまさしくサービス業の利点・欠点をすべて網羅している。一つだけ大きな欠点は連続で効率よいサービスに充てられない、つまり移動(動線)が長すぎるだけだ。この動線を短くすれば完璧な介護になる。
@介護者を独占できる。
A嫌になればいつでも訪問させず、好きな人に入れ替えられる(代替の自由=標準化より個性化の実現)
B相性の合致、つまり標準化ではなく個性化なのだ。
顧客はサービスが抽象的なものであるため自分で評価できない。購入して初めて良かった・しまったと評価するしかない。たとえば、バイキング料理を施設で盛り付けられた個人の料理は在宅、好きな料理だけを個別の皿に盛って食べることが在宅介護である。一方で老人ホーム等の施設は大きな一つの皿に盛られた生き造り料理を他人に遠慮しながら食べる。個別の皿に盛った料理を食べられる介護こそが最高の介護だ。残念ながら動線が長くてヘルパーが集まらない。これを解決するのが賃貸住宅である。(同線を短縮)
・つまり気に入らなければいつでも出て行ける
・経営者の考え方、従業員の対応の仕方
・相性などが合わなければいつでも出て行けるようにしておく。
常に利用者が気配りをしなければ利用者は中止して外へ変わってしまう。
H28.08.17
<< 前の記事へ戻る ×このウィンドウを閉じる 次の記事へ進む >>