ふれあいの友コラム

介護職の育成とお互いの支え合う「きずな」を強め活力を呼び起こす

(7)介護が環境の良い方向ヘ向くには

医療であれ介護であれ時が経過するにつれ、人的資源に進歩はあったか。無いに等しい。100年前の医療に携わった医師と現在の医師を比較して人として何か優れた人格になっているか。むしろ人の話も聞かない身勝手な医師が増えている事に不満をもつほうが多い。年月が経過しても人的資源である人格に進展はない。

では何が進歩してきたのか。それは医療機器のみである。この機器の改良開発が進歩してきたに過ぎない。介護職はどうか。100年前の介護職と今のそれ等を担う人々にさほど人格が優れてきたとは考えにくい。進歩したのは福祉用具である。

人口が減る環境であっても優しく思いやりのある態度で接するというたったこれだけの希望にこたえられる方法を見出さねばならない。これさえ未来は欠如するのだ。あまりにも多過ぎる高齢者に介護職は対応しきれないからだ。まるで生ゴミのごとく汚い、臭い,邪魔物として扱われる。

こんな状況で形のないものに価値を見出す構築を考えてきたが,一方形ある建物の構造にも工夫を必要とする。(工夫した構造は別紙考察済み)。労力を必要とする部分を工夫したそれらに任せ,人手不足をその余った力を利用して人との接触する時間にあてると言う方法だ。

H24.12.15

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