ふれあいの友コラム

第五章

(1)専門性が低いと、評価されている

素人でも玄人(専門員)と同じような仕事をこなせる。しかも家族だってすることができるからです。

介護施設では早期に辞めれば従事者の回転が早まり、低賃金で雇えると考えられるほど、提供するケアはその程度の技術や知識で行えることなのだ。

資格は福祉系の介護福祉士、社会福祉士等の国家資格である。一方、医療系の資格である、看護師、医師も国家資格である。

にもかかわらず、介護福祉士は名称独占、医療系は職務独占というように、各領域に対する支配力が全く異なっている。 給料も福祉系は安く、医療系は高い。

その上「きつい」「きたない」「くさい」まるでバーゲン商品とブランド商品を同じ売り場でごちゃまぜで売っているのと同等だ。 福祉系は名称独占であるから、単に自己満足の資格である。なぜなら、その資格を身に着けていても食べてはいけない。資格無くとも仕事はできる。給料も高くなるわけではない。 こんな職業に就職する人は少ない。当然人手不足になることは目に見えている。

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