ふれあいの友コラム

第五章

(3)サービス提供課程の品質低下

入所当時の費用は高く、サービス品質、信用品質も高かった。

だが、数年経過するうちに入居費を安くしなければ競争相手に勝負できない。

収入が少なくなる一方ですでに入居している人、またこれから入居する人も収益に見合ったサービスを低下しなければ経営は不可能となる。

賃金を上げることができず、施設は衰退する。一か所しかない施設は経費負担を穴埋めできない。

数多くの施設をつくり、「薄利多売」にて利益を上げる方策しかない。

そのため当然ながら「サービス提供課程の質」「主観的品質」は低下が激しくなる。入居費を安くしなければ入居者が集まりにくい。

でも安ければ入居者が集まる。

安いと思って入居しても当然安いだけの品質、つまり「サービス提供課程の品質」の低下を提供されることを承知の上あとで後悔しても無駄である。

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