（７）施設は入居者集めのために形あるもので引き寄せる

このことを頭に入れておかなければ、あなたの人生に失望と後悔をもたらす。形あるものに満足する。希望をもつのは、自立出来る日常生活を送っているからだ。静止体〔自立できない〕に近づけばパソコンを操作できない人がそれを買ってもらい側に置くのと同じことだ。車を運転出来ない人がそれを買ってもらう。その国の言葉も話せない人がその国に移住する。「すし」もにぎれないのに、すし屋の店先で職人となりすしを握ろうとするのと同じことだ。

このように操作出来ず困り果てたいたり、なんの役にも立たない装置を目前にあるのと似た現象が、高齢者が建物に注目し、選択する行為だ。　　

私たちが「家」を購入するために選択する条件と同じ感覚で選ぼうとする錯覚なのだ。

H23.12.14