静止体は形のあるもの、動体は形のないもの
(9)施設の介護サ−ビスは割り勘である
[1]介護保険は混合介護を認めた保険である。
[2]医療保険は特定疾病以外は混合診療は認めない。
この二つの違いは何か。介護保険は金をつぎこめば、個人の希望を100%実現可能である。つまりお金があるものと無いものとで介護に満足度を区別できるのである。 高所得者は有料でという考え方がある。では有料で高額な料金払えば満足度の高い介護商品が買えるか。そんなことは無い。何故なら施設であるからには共同生活の場であるからである。 共同生活ならなぜ満足度が、かなえられないのか。それは共同とは利用するサ−ビスも共同生活者と公平性を保たねばならないからだ。 ハードの部分は共用部分、専用部分と区分けされ専用部分は個人が支配する。共用部分は公平に利用しなければならない。つまり割り勘にて勘定するのである。 では肝心の介護を受ける人に絞って考えてみる。介護の量「料」は割り勘である。丸めて報酬を受け取る。買えるサービス商品は自分の介護給付分を施設は100%受けている。各人の利用者は割り勘のサ−ビスしか買えない。1対1で介護を受ける人員になっていないためサ−ビスも割り勘である。つまりサ−ビスも共用利用であるため、自分だけ独占利用はできない。従ってどんな施設であろうとも施設である限りこのことは変わらない。 高い金額を支払った施設であれ安くあれサービス利用条件は割り勘なのだ。
H24.02.15